『賢い医師生活』

賢い生活って、どんな生活だろう・・・と思ってしまいますよね。

「賢い」って、ちょっとネガティブにも聞こえる単語なので、ほどほどに働いて、生活のクォリティも維持して、損をせず・・・という感じなのかなあと思っていましたが、このドラマは賢く生きるのは難しいという逆な意味にも感じます。

いわゆる群像劇で、40歳で、科の中堅で精鋭のお医者さんたちだけど、自分の生き方を模索していて、でも40歳だから、自分がどうしたいかは大体わかっている5人の学生時代からの友人たち。バンドを40歳になって、また組むのですが、それぞれパートが違うように生き方が違う。

群像劇の青春物のヒット作、「応答せよ」シリーズの製作者たちが手掛けているだけあるなあと思いました。コミカルだし、ツボをついていて面白いです。

みんな独身なので、（バツイチ2人）恋愛も絡めてあってリアルな中にもロマンチックな要素を入れてあります。

それにしても勤務医のお医者さんは、自分の時間を作るのが難しいのだなと思います。

チョ・ジョンソクのファンは、今回たーくさん歌っているのでうれしいと思います。さすがミュージカル俳優だなという感じ。応答せよにも出ていた、ユ・ヨンソクは、ぼんぼんだけど貧乏という変わったキャラクター。チョン・ギョンホ君は、クールな胸部外科医でキャラクターそのまま。でもこの人もすごくコミカルな演技がうまいんですよね。

この3人は、それぞれピンで主役級だから安心して面白く見れるのですが、あと、2人もすごく良かったです。

特にヒロインは、この人だれ？という感じですが、『未生』の上司を演じていたとか。全然覚えてません。オーディションでみごとこの役を勝ち取ったらしいですが、このドラマのシン・ウォンホ監督は、応答せよシリーズでも『刑務所のルールブック』でも無名な人を有名にする監督と言われていたらしいです。このヒロインチョン・ミドさんもその一人になりました。

恋愛に関しては、全12話しかないということもあり、ちょっと保留（？）な人もいるので、シリーズは続きそうです。ヒットしたらしいので、きっとシーズン２があると思います。でも他のドラマと違って、え～～～～ここで終わり？？！！という不満なくちゃんと最終回はある意味きりがついている感があります。それも上手ですね。

8.5点にします。