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『輝く星のターミナル』

原題は、『キツネ嫁星』というドラマ中に出てくるご飯屋さんの名前なのですが、さすがに意味不明なので、このようなタイトルになったのですね。仁川空港が舞台で、空港職員さん達の話です。


イ・ジェフンもチェ・スビンちゃんもなかなかいいし、感動的なところもあるし、とてもせつないので、いい採点をしたいところなのですが、私はこのお話はなんか破たんしているような気がします。

『浪漫ドクター・キム・サブ』は傑作だったのに、カン・ウンギョン作家さん、ちょっとすべっているのではないでしょうか。


詳しいことはネタバレになるので書きませんが、大体において空港やエアラインのドラマは、いろんな事件が起こったり、変な行動をするお客さんがいたり、犯罪が起きたりしてそれを対処していくことになりますよね。

そして、たいていのB級ドラマは、その対処とか、職員、社員の行動が突拍子もないか、スタンドプレーなのです。

このドラマは、お金もかかっていそうで、キャストもいいのですが、主人公の活躍する動機が利己的すぎる気がします。人と違う能力がある場合、天が与えたもうたということで、ある程度正義からその能力を使ってこそ、ヒーローだと思うのですが、イ・ジェフン君演じる職員さんはそうではない。


主人公は同情すべき人ですが、それにしてもわがまますぎて、なんだか100%ドラマを楽しめなかったです。


チェ・スビンちゃんは、整形かもしれませんが、かわいいし、でも庶民的なところもあり好きな女優さんです。


貸してくれたお友達いわく、キム・ジスがかっこよくて良かったと。確かにキム・ジスとってもいい役です。きれいで颯爽としていて責任をとってくれて、上司にしたい女優NO.1になりそうです。イ・ドンゴンも怪しげな役ですが、背景がさらっとしか描かれないものの、良い脇役に徹していると思います。

脇役さん達はみんなキャラが立っているし、ヒロインを好きな2番手さんは、ロウンというK-POPの人で『アバウトタイム』の時ヒロインの弟で存在感がありました。きれいな人です。


なんといっても、このドラマで得をしたのは、保安チーム隊員のキム・ギョンナム君とイ・スギョンちゃん。個性的な二人でした。イ・スギョンちゃんは、今はやりの整形無しタイプかも。『ホグの愛』のホグの妹がインパクトがありました。大体、不愛想な役が回ってきそうです。

キム・ギョンナム君は、『ここに来て抱きしめて』で主人公の前科7犯のわる~いお兄さんで、印象に残りましたが、『刑務所のルールブック』では、なんか可愛い表情をする人だなと思いました。そのかわいい表情、このドラマではいっぱい見れます。

ということで、面白い部分がいっぱいあるものの、メインの筋が気に入らないので7点です。

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